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保育士の資格を取得し、保育士としてキャリアアップを目指していきたい方向けに、保育士がキャリアアップを目指す方法をご紹介します。

子どもに関わる仕事を望み、保育士資格を取得したが、現状に満足出来ていない人
保育士として働きたいと検討しているが、収入面で不安を抱いている人
保育士としての経験が豊富だけど、障がい児分野を考え始めた人
現在保育士として働いているが、本気で転職を考えている人



に向けた記事になっています。

保育士資格を活かしながら、キャリアアップを目指す7つの方法



保育士資格を活かして、キャリアアップを目指す方法を7つご紹介します。


保育士 キャリアアップ



①資格取得
②経験を積む
③研修への参加
④高等教育への進学
⑤海外研修・留学
⑥ネットワーキング
⑦転職・独立




資格取得


こどもが好きで、子どもに関わる仕事に就くためには、保育士を目指す方も多いでしょう。保育士としてのキャリアアップを目指すのであれば、保育士資格を取得するのは大前提ですね。

  • 保育士資格: 基本的な資格であり、まずはこれを取得することが前提です。
  • 幼稚園教諭免許状: 幼稚園と保育園の両方で働けるようになるために取得することが有利です。
  • 特定分野の資格: 子育て支援アドバイザー、ベビーマッサージインストラクターなどの資格を取得することで専門性を高めます。

経験を積む


資格取得後はいよいよ保育士として活躍を目指したい人がホトンだと思います。

保育士としての経験を積んで、子どもたちだけでなく、保護者との対応も学んでいくことができます。現場でしか経験できない貴重な機会となります。また、経験年数を積み重ねることで、役職に就くことも可能になります。

  • 現場経験: 様々な年齢層の子どもたちとの関わりを通じて実践的なスキルを身につけます。
  • 役職経験: 主任保育士や園長などの役職に就くことで、リーダーシップやマネジメント能力を養います。

研修・セミナーへの参加


経験を積んで、キャリアを築こうと意識して、研修やセミナーに積極的に参加することも素晴らしい1歩ですね。

保育士等キャリアアップ研修は処遇改善加算Ⅱによって策定された制度で、経験年数と受講する研修分野に応じて「職務分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任保育士」等へのキャリアアップを目指すことができます。保育士のネットワークも広がり、広い視点を抱くことができるでしょう。

セミナー参加: 専門家や同業者とのネットワーキングを通じて新しい知識を得る機会を増やします。

定期的な研修: 自己研鑽の一環として、最新の保育方法や教育理論について学び続けることが重要です。

高等教育の進学


より専門性を身に着け、保育に関する専門性を高めるために、高等教育への進学もキャリアアップを目指す方法の1つとして挙げられます。

短期大学・大学: 保育学や教育学を専攻し、より深い知識を身につけることができます。

大学院: 保育の研究や専門分野に進むことで、教育機関や研究機関でのキャリアを広げることができます。

海外研修・留学


世界の幼児教育と比較し、広い視点で保育に興味をもった保育士は、海外留学も行っているといいます。自分の専門性やキャリアアップの向上に繋がる良い機会といえます。


国際的な視野を広げる: 海外の保育施設での研修や留学を通じて、異なる文化や保育方法を学ぶことができます。

ネットワーキング


今ではSNSも主流となり、自分が欲しい情報を瞬時に手に入れることができます。そのため、コミュニティーに参加し、自分の学びとなるコミュニティーに参加し視野を広げることも容易になった時代です。積極的に、知見を深めるために行動していくのもオススメです。

SNS活用: ソーシャルメディアを活用して、他の保育士や専門家とのつながりを持ちます。

保育士コミュニティに参加: 保育士の団体やサークルに参加して情報交換やサポートを受けることができます。

転職・独立


保育士として転職を意識するときは、給料や労働環境に対し、満足できていない場合が多いかもしれません。1~6を経験し、様々出会いを通し、転職や独立を考える人もいるでしょう。

独立開業: 自分の保育施設を開業することで、独自の保育理念を実現することができます。

キャリアの幅を広げるための転職: より良い条件や新しい環境を求めて他の保育園や幼稚園に転職することも一つの方法です。

これらの方法を組み合わせることで、自分に合ったキャリアアップの道を見つけることができます。



しかし、現実的に、高等大学や留学まで考えていない保育士、給料を多く手に入れるためには、キャリアアップまたは転職と考える方が多いでしょう。給料や労働環境を考え、条件のよい職場を探すことが現実的かもしれません。保育士資格を取得していても活かしていない人も増えていることから、保育士の労働環境は、課題があるのかもしれません。

保育士キャリアアップ
図表1-2-64 保育士の登録者数と従事者数の推移
図表1-2-64 保育士の登録者数と従事者数の推移|令和4年版厚生労働白書-社会保障を支える人材の確保-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)より引用



最新の保育士のキャリアアップに関する情報



最新の保育士のキャリアアップに関する情報として、保育士等キャリアアップ研修は処遇改善加算Ⅱによって策定された制度があります。


キャリアアップの役職


副主任保育士専門リーダー職務分野別リーダーなど新しい役職が設けられ、中堅保育士が目指せるキャリアパスが明確化されています​キャリアアップ研修

乳児保育、食育・アレルギー対応、保護者支援・子育て支援、マネジメントなど、8つの専門分野で研修が行われます​研修は15時間以上行われ、専門知識を深めることができます​ 。

資格の取得


社会福祉士幼稚園教諭の資格取得がキャリアアップに有利で、転職先の選択肢が広がるとされています​ 。

費用とメリット


キャリアアップ研修は基本的にテキスト代のみで、受講料は無料です。また、修了証は全国で通用するため、転職や復職時にも役立ちます​ ​。

具体的な目標設定


キャリアパスを明確にし、SMARTの法則に基づいて具体的な目標を設定することが推奨されています。例えば、「3年以内に発達支援コーディネーターの資格を取得する」といった具体的な目標が挙げられます​ 。

これらの情報を元に、自分のキャリアプランを立て、必要な研修や資格取得を目指すことで、保育士としてのスキルとキャリアを向上させることができます。



経験豊富で発達支援を目指す保育士の場合


現在、特別な配慮を必要とするこどもたちが増加している中で、保育士資格は、福祉の分野でとても需要があるといわれています。

保育士 キャリアアップ


児童発達支援とは、日本の障害児や発達に課題を抱える子どもを対象とした福祉サービスの一環です。具体的には、発達障害や知的障害、身体障害などを持つ子どもたちが、日常生活での基本的な動作や社会性の向上を目指して、支援を受けるための場所やプログラムのことを指します。



児童発達支援の内容


個別支援計画の作成: 子どもの発達状態やニーズに基づいて、個別の支援計画を作成し、支援を提供します。

療育プログラム: 言語療法、作業療法、理学療法など、専門的な支援を通じて、子どもの発達を促進します。

日常生活の支援: 子どもが日常生活で必要とするスキルを学び、実践するための支援を提供します。

保護者へのサポート: 保護者が家庭での子どもの発達をサポートできるように、相談や指導を行います。



利用対象

主に0歳から小学校入学までの子どもが対象で、障害児通所支援の一環として提供されます。、一般的に利用開始している年齢が、1歳半検診での助言から利用を開始されることが多いために、2歳からの利用が多い傾向があります。

実際には、未就学のお子さまが対象ですので年齢が2歳より前からの利用も可能です。

ただし、3歳になる前のお子さまは、所得にもよりますが利用料金が多少かかることになります。

児童発達支援センターや、児童福祉施設などで提供されており、専門のスタッフが支援を行います。

目的

児童発達支援の主な目的は、子どもの発達を最大限に促進し、社会参加や将来の自立をサポートすることです。また、家庭や地域社会での生活を円滑に送るための基盤を築くことも重要な目的の一つです。


放課後等デイサービスとは、主に障害のある子どもや発達に課題を抱える子どもたちを対象に、放課後や長期休暇中に提供される福祉サービスのことです。これらのサービスは、学校が終わった後や夏休み、冬休みなどの期間に、子どもたちが安全に過ごし、学びや社会的なスキルを向上させる機会を提供します。



放課後等デイサービスの内容


生活支援: 日常生活での基本的な動作や、自己管理スキルを学ぶサポートが行われます。

学習支援: 学校の宿題を手伝ったり、学習の補助をしたりします。

療育活動: 社会性を育むためのグループ活動や、コミュニケーションスキルを高めるための療育が行われます。

余暇活動: 創作活動やスポーツ、外出などを通じて、リラックスしながら新しい体験を積む機会が提供されます。



利用対象



放課後等デイサービスの利用対象は、小学校から高校までの特別支援を必要とする子どもたちです。対象年齢は6歳から18歳程度で、障害児支援施設や福祉サービス事業所が提供することが多いです。

目的

放課後等デイサービスの目的は、子どもたちが放課後や休暇中に安全で充実した時間を過ごし、将来的な自立や社会参加に向けたスキルを身につけることです。また、家族の負担を軽減し、子どもたちが地域社会に馴染むための支援も含まれます。

このサービスは、児童福祉法に基づいて提供されており、各自治体がその運営や監督を行っています。



児童発達支援で働く保育士の給料は、地域や施設の規模、保育士の経験年数や資格によって異なりますが、一般的な平均的な給料について以下のように述べることができます。

平均給料



児童発達支援で働く保育士の給料は、月給ベースで約20万円から25万円程度が一般的です。これに賞与(ボーナス)が加わることがあります。年間の総支給額としては、約300万円から350万円程度が目安とされています。

給料に影響する要因



地域差: 都市部では給料が高めに設定されることが多いですが、地方では若干低い場合があります。

経験年数: 経験が豊富な保育士や、リーダー職を務める保育士は、基本給が高くなる傾向があります。

資格: 保育士資格以外にも、社会福祉士や発達支援に関する資格を持っていると、給与が優遇されることがあります。

給与の補助


児童発達支援に従事する保育士には、地方自治体からの補助金や、国からの助成金が支給される場合があり、これが給料に反映されることもあります。例えば、地域によっては特定の資格を持っている保育士に対する手当が支給されることがあります。



全体として、一般の保育士の給料と比較すると、児童発達支援に従事する保育士の給料はやや高めになることがありますが、それでも保育士全体の平均給与の範囲内に収まることが多いです。

児童発達支援・放課後等デイサービスでの保育士のキャリアアップ



児童発達支援管理責任者とは、児童発達支援施設や放課後等デイサービスなどの福祉施設で、サービスの質の向上や利用者一人ひとりに対する適切な支援を行うために、サービス全体の管理・運営を担当する責任者です。この役職は、利用者(子どもたち)の発達状況やニーズに応じた個別支援計画の作成や、その計画に基づく支援の実施を指導・管理する役割を担います。

保育士 キャリアアップ


児童発達支援管理責任者の主な業務内容


個別支援計画の作成: 利用者の発達状況や保護者の意向に基づいて、個別支援計画を作成し、定期的に見直しを行います。

スタッフの指導・監督: 現場で働く保育士や指導員、その他のスタッフへの指導やサポートを行い、チーム全体の支援活動を統括します。

利用者・家族との連絡調整: 保護者との相談や、利用者の状況に応じた適切な対応を行い、サービスの質を保つための調整を行います。

施設運営の管理: 施設全体の運営に関わる業務、例えば予算管理、業務スケジュールの調整、スタッフの勤務状況の管理なども担当します。

児発管の資格要件


児童発達支援管理責任者になるためには、以下の要件が求められます。

  • 実務経験: 一定の福祉・医療・教育分野での実務経験が必要で、具体的には「相談支援業務」「直接支援業務」などの経験が求められます。通常は5年以上の実務経験が必要です。
  • 研修の修了: 児童発達支援管理責任者として必要な研修(都道府県が実施する研修)を修了していることが求められます。

児発管の重要性と役割


児童発達支援管理責任者は、支援の質を高め、利用者が安心してサービスを受けられるようにするための中心的な役割を果たします。施設の顔ともいえる存在であり、利用者とスタッフの架け橋となることが求められます。



児童発達支援管理責任者の給料は、施設の規模や地域、経験年数などによって異なりますが、一般的な保育士や福祉職員と比べてやや高めに設定されることが多いです。

児発管の平均的な給料



児童発達支援管理責任者の給料は、月給で約25万円から35万円程度が一般的です。年間の総支給額としては、約350万円から500万円程度になることが多いです。

児発管の給料に影響する要因

  • 施設の規模と運営形態: 大規模な施設や複数の事業所を運営している法人で働く場合、給料が高くなる傾向があります。
  • 地域差: 都市部や地域によって生活費が高い場所では、給料も高めに設定されることがあります。
  • 経験年数とスキル: 管理責任者としての経験が長く、スキルが豊富な場合は、給与が高くなることが多いです。また、他の福祉資格や研修の修了状況も給与に影響することがあります。

児発管の手当やボーナス

児童発達支援管理責任者には、基本給に加えて、役職手当や資格手当、さらには賞与(ボーナス)が支給されることがあります。これにより、年間の総支給額が増えることが一般的です。


全体として、児童発達支援管理責任者の給料は、一般的な保育士の給料よりも高く設定されることが多く、管理職としての責任に見合った給与水準となっています。

必見!!児発管になりたくない保育士の場合


発達支援保育士



児童発達支援管理責任者になるためには、5年間の経験年数が必要のため、5年未満の保育はキャリアアップを望めないのではないかと思われます。

しかし、茨城県笠間市のあていんぷらすわんという福祉事業所は独自のキャリアアップシステムを導入し、役職者に任命されることで、責任ある立場にキャリアアップすると同時に、お給料もアップするシステムを導入しています。

また、保育士自体のお給料も、近隣の福祉事業所の中では高いといわれています。

あていんぷらすわん 
・保育士 正社員 月給:237000円~400000円
・児童発達支援管理責任者  月給:307000~400000

某サークル 
・保育士 正社員 月給 197,500円 〜 292,500円

某ランド 
・児童発達支援管理責任者 月給:265,000円-420,000円



茨城県笠間市にある児童発達支援・放課後等デイサービスで勤務する保育士の月給と、周辺施設の保育士・児童発達支援管理責任者の月給を比較しました。

この他に、昇給制度を用意しているので、児童発達支援管理責任者になることに抵抗がある方は、

あていんぷらすわんのキャリアアップ制度を検討してみるのはいかがでしょうか。

【6選】あていんぷらすわんの児発管が将来性があると言われる理由