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福祉お役立ち情報
保育士として働いていて辛いな大変だなと感じている方、またはこれから働こうと検討している保育士資格をお持ちの方に向けた内容です。
保育士資格をもつ潜在的保育士の数が、厚生労働省のデータや、自治体による調査に基づくと、日本には数十万人の潜在的保育士が存在するとされています。
例えば、2019年の調査では、保育士資格を持っているが現職ではない人は約70万人いると推定されています。
潜在的保育士が現場に出ていない理由として、
・低賃金や長時間労働などの労働条件
・子育てや家庭の事情
・保育現場の人間関係や職場環境
・職場復帰に対する不安やブランク
これらの理由から、資格を持っているにもかかわらず、
保育士として働くことを選ばない人が多くいます。
潜在的保育士は、一度は、現場で保育士としての経験があるので、
実際に、辛い・大変ということを感じていることがわかります。
保育士が辛い、大変と感じていることを11つ、まとめていきます。
保育士の辛いこと大変なこと11選
①体力的な負担
小さな子どもたちと一日中過ごすことは、肉体的に非常に疲れます。特に、抱っこや走り回る子どもたちに対応する必要があるため、腰や膝に負担がかかることがあります。
②精神的な負担
子どもたちの安全や健康を守る責任が重く、常に注意を払っているため、精神的なストレスが溜まることがあります。
③親とのコミュニケーション
保護者とのコミュニケーションが難しい場合があります。特に、子どもの発達や行動についてデリケートな話題を伝えるときには、慎重な対応が求められます。
④多様なニーズへの対応
各家庭や子どもごとに異なるニーズがあり、そのすべてに応じるのは難しいことがあります。特に、障がいや特別な支援が必要な子どもたちの場合、その対応に時間と労力が必要です。
⑤報酬の低さ
保育士の仕事は責任が重く、労働時間も長いですが、それに対する報酬が十分ではないと感じることが多いです。
⑥人員不足
保育士の数が足りず、1人あたりの負担が増えることがあります。これにより、疲労が増し、質の高い保育を提供することが難しくなることがあります。
⑦休暇の取りにくさ
子どもたちのケアを優先するため、保育士自身が休みを取ることが難しい場合があります。これが長期的に続くと、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
⑧職場の人間関係
他の保育士や職員との人間関係が難しい場合、職場環境がストレスフルになることがあります。
⑨書類作業の多さ
保育計画書や日報、保護者への連絡帳など、書類作業が多く、これが負担となることがあります。
⑩子どもの病気やケガへの対応
子どもたちが急に体調を崩したりケガをしたりした場合、迅速かつ適切な対応が求められるため、プレッシャーがかかります。
⑪職業への理解の不足
社会全体で保育士の仕事に対する理解が不足していると感じることがあります。そのため、保育士の重要性や苦労が十分に評価されないと感じることがあります。
これらの要因が、保育士にとって辛いことや大変なことを引き起こす要因となりますが、それでも多くの保育士が子どもたちの成長を見守ることに喜びを感じているのも事実です。
保育士が大変なことを解決するためにできること
保育士が、辛いことや大変なことを解決するためにできる取り組みや工夫をいくつか紹介します。
1. 自己ケアとリラクゼーションの確保
- 定期的な休息: 仕事の合間に短い休憩を取ることや、仕事の後にリラクゼーションの時間を持つことが重要です。自分の好きなことに時間を使うことで、ストレスの解消やリフレッシュが図れます。
- マインドフルネスや瞑想: 短時間でもマインドフルネスや瞑想を取り入れることで、心を落ち着かせ、精神的な疲れを軽減することができます。
2. 職場でのコミュニケーションの強化
- チームワークの強化: 同僚との協力関係を築き、業務分担を明確にすることで、個々の負担を軽減することができます。また、定期的なミーティングでお互いの悩みや意見を共有し、解決策を一緒に考えることも効果的です。
- 保護者との良好な関係構築: 保護者とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築くことで、子どもたちのケアがスムーズになり、保護者とのトラブルも減少します。
3. 専門的なスキルの向上
- 研修や勉強会への参加: 保育に関する新しい知識や技術を学ぶことで、子どもたちへの対応がよりスムーズになり、ストレスを軽減することができます。また、他の保育士とのネットワーキングも役立ちます。
- ストレス管理スキルの習得: ストレスマネジメントに関するトレーニングを受けることで、仕事中のストレスを上手にコントロールする方法を学ぶことができます。
4. 業務効率化と時間管理
- 書類作業の効率化: 書類作成のテンプレートを使用したり、デジタルツールを活用したりすることで、時間を節約し、他の業務に集中できるようにします。
- タイムマネジメント: 1日のスケジュールを見直し、優先順位を明確にすることで、業務の効率を上げ、時間的な余裕を作ることができます。
5. 専門家のサポートを活用
- カウンセリングの利用: 職場でのストレスや困難を話せる専門家のカウンセリングを利用することで、精神的な負担を軽減できます。
- メンター制度: 経験豊富な保育士からアドバイスを受けることで、悩みや問題を早期に解決できることがあります。
6. 職場環境の改善を求める
- 管理職への相談: 労働環境や業務内容に関する問題があれば、管理職や上司に相談し、改善を求めることが大切です。組織としてのサポートを得ることで、個々の負担が軽減される可能性があります。
- 労働組合や支援団体の活用: 労働組合や保育士の支援団体に加入することで、法的なサポートや情報提供を受けることができ、職場環境の改善を促すことができます。
7. 長期的なキャリアプランの構築
- キャリアアップの目標設定: 自身のキャリアに関する目標を設定し、ステップアップや専門分野への進出を目指すことで、仕事に対するモチベーションを維持することができます。
- 転職や異動の検討: 職場環境がどうしても改善されない場合、転職や異動を検討することも一つの手段です。新しい環境で自分に合った働き方を見つけることができます。
これらの対策を講じることで、保育士が直面する辛さや大変さを少しでも軽減し、より充実した働き方を実現できるようになるでしょう。
保育士のやりがい
保育士が大変な仕事である一方で、多くの保育士がやりがいを感じる部分もたくさんあります。以下に、保育士が特にやりがいを感じるポイントを挙げます。
1. 子どもの成長を見守る喜び
- 子どもたちの成長を間近で見守ることができるのは、保育士ならではの大きな喜びです。最初はできなかったことが少しずつできるようになる様子や、子どもたちの笑顔を見ることで、自分の仕事の意義を強く感じることができます。
2. 子どもたちとの深い信頼関係
- 子どもたちと毎日接することで、深い信頼関係が築けることは大きなやりがいです。子どもたちが心を開いてくれる瞬間や、安心して自分に頼ってくれる姿を見ると、自分が子どもたちにとって大切な存在であると実感できます。
3. 社会貢献の実感
- 保育士は、次世代を育てる大切な役割を担っています。社会に貢献しているという実感は、仕事に対する誇りややりがいにつながります。特に、子どもたちが将来社会に出て活躍する姿を想像することがモチベーションとなります。
4. 保護者からの感謝の言葉
- 保護者からの感謝の言葉や、信頼されることで感じるやりがいも大きいです。子どもたちの成長を支え、家庭と協力して子育てに取り組むことで、保護者との強い絆が生まれます。
5. クリエイティビティの発揮
- 子どもたちと一緒に過ごす時間は、遊びや学びの中でクリエイティビティを発揮する機会が多くあります。工作や歌、遊びのプランニングなど、保育士の創意工夫が子どもたちの笑顔につながることが、大きな満足感をもたらします。
6. チームとしての達成感
- 同僚や職員とのチームワークがうまくいったときに感じる達成感もやりがいの一つです。イベントや行事の成功、難しい場面での協力体制など、チームとして子どもたちの成長を支える充実感は大きいです。
7. 自分自身の成長
- 保育士として働く中で、自分自身も成長を感じることができます。困難な状況に対処するスキルが向上したり、人間関係の築き方が上手くなったりすることで、自分の成長を実感し、仕事への意欲が高まります。
8. 毎日が新しい発見の連続
- 子どもたちと過ごす時間は、毎日が新しい発見の連続です。子どもたちの好奇心に触れたり、予想外の成長を目の当たりにしたりすることで、仕事に対する新鮮な気持ちを保つことができます。
9. 保育行事の成功
- 運動会や発表会などの保育行事を成功させたときの達成感は非常に大きいです。子どもたちが楽しんでいる姿や保護者の喜ぶ顔を見ることで、苦労が報われる瞬間を感じます。
10. 教育的な影響を与えられること
- 子どもたちの初期の教育や価値観形成に影響を与えることができる点は、大きなやりがいです。彼らにとって良い影響を与えることができると感じることで、仕事への使命感が高まります。
これらの点が、保育士が大変なこと以上にやりがいを感じる理由です。子どもたちの成長を支える重要な役割を果たしていると実感できることが、この職業の魅力です。
あていんぷらすわんの職場環境
あていんぷらすわんは、茨城県笠間市を中心に、児童発達支援・放課後等デイサービスを展開しています。保育士資格をもつスタッフがこれまでの保育士経験を活かしながら働いています。
あていんぷらすわんの職場環境を見ていきます。
入社時研修
あていんぷらすわんは、入社時に必ず研修を受けます。入社時研修は、新しく組織に加わった社員がその会社の文化や業務に適応するために行われる重要なプロセスです。特に、職務の専門性や責任の大きさから、入社時研修は欠かせません。入社時研修の内容とその目的について説明します。
1. 会社概要と理念の共有
- 企業文化の理解:
会社の歴史やビジョン、ミッション、価値観について学びます。これにより、新入社員が会社の一員としての意識を持ち、企業理念に基づいた行動ができるようになります。 - 組織構造の説明:
部署の役割や業務内容、上司や同僚との関係性について説明し、社内での自分の立ち位置を理解する手助けをします。
2. 業務内容の説明
- 仕事内容の詳細:
担当する業務の具体的な内容や、日々の業務フローについて学びます。保育士の場合は、保育の基本的な流れや一日のスケジュール、子どもたちのケアに関する具体的な方法が説明されます。 - 使用するツールやシステムの紹介:
業務で使うシステムや書類、ツールの使い方を説明し、実務で必要なスキルを身につけます。
3. 社内規則
- 就業規則の確認:
勤務時間、休憩時間、遅刻・早退・欠勤時の対応、福利厚生について説明します。労働時間の管理や休暇の取り方など、基本的なルールを理解することが重要です。
面談できる環境
職場で上司と面談ができる環境には、さまざまなメリットがあります。以下にその主な利点を挙げます。
1. コミュニケーションの向上
- 信頼関係の構築:
定期的な面談を通じて、上司との信頼関係が深まり、仕事に対する安心感やサポートを得られるようになります。これにより、従業員は自分の意見や悩みを率直に話しやすくなります。 - 誤解や摩擦の防止:
直接対話することで、日々の業務や期待値に関する誤解を防ぎ、円滑なコミュニケーションが促進されます。問題が発生した場合も、迅速に解決することが可能です。
2. 業務効率の改善
- フィードバックの提供:
上司からのフィードバックを直接受けることで、従業員は自分の業務の改善点や強みを理解しやすくなり、効率的に仕事を進めることができます。 - 業務方針の共有:
会社やチームの目標や方針について、上司から直接説明を受けることで、業務の優先順位や進め方が明確になり、従業員のパフォーマンスが向上します。
3. キャリア開発と成長の促進
- キャリアプランの支援: 面談を通じて、上司とキャリア目標や希望について話し合うことで、個々の従業員に合ったキャリアパスや成長の機会を提供できます。これにより、従業員のモチベーションが向上します。
- スキルアップの機会: 上司との面談により、必要なスキルや知識を特定し、適切なトレーニングや教育の機会を提供することで、従業員のスキルアップを支援します。
4. 従業員のエンゲージメント向上
- モチベーションの向上:
定期的な面談を通じて、自分が評価されていると感じることで、従業員のモチベーションが高まります。また、上司とのコミュニケーションを通じて、自分の仕事に対するやりがいや満足感が得られやすくなります。 - 職場環境の改善:
面談を通じて、職場の課題や改善点を話し合うことができ、従業員の意見を反映した環境改善が行われることで、働きやすさが向上します。
5. 早期問題発見と対応
- 課題の早期発見:
定期的な面談を行うことで、従業員が抱えている問題やストレスを早期に発見することができます。これにより、問題が大きくなる前に対策を講じることができます。 - メンタルヘルスのサポート:
上司との面談を通じて、従業員の精神的な健康状態を把握し、必要に応じてサポートを提供することができます。これにより、メンタルヘルスの問題を予防し、長期的な職場定着を促進します。
6. 組織の一体感向上
- ビジョンの共有:
面談を通じて、会社やチームのビジョンや目標を共有することで、従業員が組織全体の方向性を理解し、一体感を持って業務に取り組むことができます。 - チームの結束力強化:
上司との面談を通じて、チーム内の役割や期待される成果を明確にすることで、チームの結束力が高まり、協力して目標達成に向かう意識が強まります。
7. 柔軟な対応の促進
- 個別対応:
従業員一人ひとりの状況やニーズに応じた柔軟な対応が可能になります。例えば、業務量の調整や職務内容の見直しなど、個別のニーズに応じた対応を行うことで、従業員の満足度が向上します。 - ワークライフバランスの支援:
面談を通じて、従業員のワークライフバランスについて話し合い、必要なサポートを提供することで、従業員のストレス軽減や生活の質の向上に貢献します。
これらのメリットにより、上司と面談できる環境は、従業員のパフォーマンス向上や職場の生産性を高め、全体としての組織力を強化する重要な要素となります。
マネジメント力
マネジメントが充実している会社には、いくつかの共通した特徴があります。
これらの特徴は、従業員のパフォーマンス向上や職場環境の改善、会社全体の成功に大きく寄与します。以下に、マネジメントが充実している会社の主な特徴を挙げます。
1. 明確なビジョンと目標の設定
- 戦略的なビジョン:
会社全体の長期的なビジョンが明確で、それが組織のあらゆるレベルで共有されています。従業員は自分の仕事がこのビジョンにどのように貢献しているかを理解しています。 - SMARTな目標設定:
具体的で測定可能、達成可能、関連性があり、期限が設定された目標(SMART目標)を設定し、従業員に対して明確な方向性を示しています。
2. 効果的なコミュニケーション
- オープンなコミュニケーション:
情報の透明性が高く、上下間のコミュニケーションが円滑です。従業員は意見やアイデアを自由に表現できる文化が醸成されています。 - フィードバックの頻度と質:
定期的なフィードバックが行われており、そのフィードバックは建設的で具体的な内容を含んでいます。これにより、従業員は自分の成長や改善点を理解しやすくなります。
3. 強力なリーダーシップ
- リーダーの模範行動:
リーダーシップ層が模範的な行動を示し、従業員にとってのロールモデルとなっています。リーダーは信頼され、尊敬される存在です。 - 適切な権限委譲:
リーダーが適切に権限を委譲し、従業員に自主性を持たせています。これにより、従業員は自分の役割に対する責任感を持ち、自己管理が促進されます。
4. 従業員の育成とキャリア開発
- 継続的な研修と学習の機会:
従業員がスキルを向上させるためのトレーニングや学習の機会が豊富に提供されています。これにより、従業員は最新の知識や技術を身につけ、職場での役割を効果的に果たせるようになります。 - キャリアパスの明確化:
従業員が自分のキャリアをどのように発展させていけるかが明確に示されています。キャリアアップのためのプランが存在し、従業員はそのためのサポートを受けられます。
5. 従業員エンゲージメントの重視
- モチベーションの向上: 従業員が仕事に対して情熱を持ち、会社の目標に積極的に貢献するようにするための取り組みが行われています。例えば、報酬制度やインセンティブ、表彰制度が効果的に運用されています。
- 職場の文化と働きやすさ: 職場の文化が従業員にとって魅力的で、働きやすい環境が整備されています。これには、ワークライフバランスの支援や、職場の多様性・包摂性(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進が含まれます。
6. 問題解決と意思決定の迅速化
- プロアクティブな問題解決: 問題が発生した際に迅速かつ効果的に対応できる体制が整っています。問題が表面化する前に予防的なアクションを取ることができ、会社全体の健全な運営が維持されています。
- データに基づく意思決定: 重要な意思決定が感情や推測に頼るのではなく、データに基づいて行われています。これにより、リスクが低減され、成功率が向上します。
7. 健全な組織文化の醸成
- 社員のウェルビーイング:
従業員の心身の健康や幸せに対する取り組みが行われており、従業員の満足度が高いです。健康管理プログラムやメンタルヘルスサポートが充実しています。 - チームワークの推進:
チームワークを重視し、協力的な職場環境が育まれています。従業員同士の協力が促進され、チーム全体で目標達成に向けて取り組む姿勢が醸成されています。
8. 持続可能な成長とイノベーション
- イノベーションの奨励:
新しいアイデアや改善策を積極的に奨励し、イノベーションが促進されています。従業員は新しいアプローチを試すことを奨励され、失敗を恐れずに挑戦する文化が根付いています。 - 長期的な視点:
会社は短期的な利益だけでなく、持続可能な成長を見据えた長期的な視点での経営が行われています。これにより、従業員は将来にわたって安心して働くことができます。
マネジメントが充実している会社は、これらの特徴を持つことで、従業員の満足度と生産性を高め、長期的な成功を実現することができます。